北海道といえば雄大な大地の中で育つ為、性格もおおらかになるようです。
北海道の人口構成は、明治維新後の移民がほとんどです。そのため伝統や風習があまり無い為、考え方がオープンで新しいことにも積極的に取り組む資質があります。また、その厳寒な土地柄の為、温暖地域のおおらかさと違い、たくましさと清清しさがあるのが北海道の県民性です。
しかし、そのおおらかさは独りよがりの面もあり、理解できない人にはずっと理解できません。また、親分肌なところもありますから、相談を申し込まれると断れず貧乏くじを引く可能性もあるのが、北海道の県民性です。

青森県民は、太平洋側と日本海側で気質が異なります。
太平洋側の青森県民は、無口でおっとりしていますが、日本海側の青森県民は、強情っ張りです。
しかし、情が厚く誠実という性格は共通しているのが、青森県の県民性です。
東北地方でも特に青森県民の人は、情が深く人情味があります。誠実というのは、人を裏切らないタイプのこてであり、無口でおっとりしているのでなかなかとっつきにくいところもありますが、打ち解けて気心がわかれば、長く付き合えるのが青森県の県民性です。

東北人は、暗いと言われていますが、中でも岩手県民は特に暗いです。しかし、それは内に秘めたものがしっかりあるためです。また、内側に心を向けて思索に耽っているためロマンチストな人が多いのも岩手県民の県民性です。
岩手県民の県民性の短所は暗さにあるのではなく、排他的な性格にあります。部外者は寄せ付けず、仲良しだけで固まってしまい警戒心が強いです。言い換えれば、仲間意識が強いのが岩手県の県民性でもあります。

宮城県民は、社交的な性格な人が多いです。これは伊達藩という東北随一の雄藩であったことが背景にあります。江戸との交流は昔から頻繁で、その影響から非常に開放的な土地柄になったためです。
そのため宮城県民は、東北特有の粘っこい部分が少なく、マイペースにゆったりとしているのが、宮城県の県民性です。

秋田県民は、一旦決断すれば、粘り強く最後までやり遂げる素晴らしい根性と行動力を持っているのが、秋田県民の県民性です。
しかしそこまで辿り着くのに時間がかかり過ぎます。秋田県民が優柔不断と言われる所以は、ここにあります。

山形県民は、思想にふける環境があった為に、思想家や学者が多いです。
その環境のために、男性は、のんびり屋が多く、積極性に欠けるところがあり、争いごとは嫌いです。
また何事も曖昧に済ませてしまうところがあります。
その反面、女性は積極的で世話好きです。泣き言を並べる前に身体が先に動くタイプの人が多いようです。また、貯蓄率も非常に高く、倹約と工夫で家計を守るしっかりした女性が多いのが、山形県の県民性です。

人柄について言うならば、まずダントツ一位といっていいのが福島県民です。
この福島県というのは関東地方の外れ、東北地方の入り口ということもあって、どちらの地域にも属さない独特の性格を持っています。
福島県を細かく分けると、太平洋側の人は開放的で、山間の会津あたりは頑固一徹、その中間の郡山になるとその中間となります。しかし、一つ共通していることは、陽気で社交性が強いわりには、芯がしっかりしていて我が路を行くというタイプが多いのが福島県の県民性でしょう。
人柄の良さというのは、福島県民の人情深さも関係しているかも知れません。たとえば福島県出身の中畑清が兄貴肌で面倒みが良いというのは、テレビ画面からもよく伝わってきますが、これは人情に厚い人の特徴みたいなもので、相談されると嫌とは言えない性格からきているのです。
ただ、人柄のよさも考えもので、金銭トラブルや逆恨みされる可能性が高い負の面も抱えているのも福島県の県民性です。