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「Gスポット」とは

Gスポット(じーすぽっと)

Gスポット(じーすぽっと、Grafenberg spot:G-spot)】とは、ドイツのエルンスト・グレフェンベルク(Ernst Grafenberg)にちなんで命名された、恥骨の下にある膣壁前方上部の小さな領域である。
膣壁前方上部の小さな領域からさらに場所を特定すると恥骨の直下にある、女性の尿道海綿体のことである。一般に膣に中指を全て入れて第二関節を曲げた周辺にある場合が多い。
そこには、スキーン腺(小前庭腺)という分泌腺がある。スキーン腺は発生学的には男性の前立腺に相当するので、(女性には存在しないが)女性の前立腺という俗称で呼ばれる場合もある。
日本では名古屋市立大学の渡仲三名誉教授が電子顕微鏡を使って、Gスポット周辺に知覚神経を発見した。
また、2008年にはイタリアのラクィラ大学の研究グループが「確かに存在するが、全員に備わっているわけではない」とする研究報告をイギリスの科学誌「New Scientist」に発表している。
この場所は雄が後ろからのしかかって交尾する際に刺激される部分であり、チンパンジーの場合のこの部位に刺激を受けるとわずか5秒後に子宮の収縮が起こりその収縮は1分程続く。
類似性により、肛門刺激の標的として男性の前立腺を表す成人向けの俗語としても用いられる。
医学的にはGスポットは女性の尿道海綿体を指す用語であり男性には存在しないが、それによく似た性感帯である肛門から5cmから10cm前後中に入ったあたりで体の前の方向に柔らかくドーム状にふくらんだ部分のことを指す。このふくらみは腸のすぐ隣の前立腺のふくらみである。
この部分を指、ディルト、または勃起したペニスで刺激されると(アナルセックス)性的快感を得ることがある。刺激を続けると最初に尿道球腺液(ガマン汁)がたれ流れ出し、最終的には射精してしまう場合もある(トコロテン)。主に性行為のときに使われることが多い。

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