「口枷」とは
【口枷(くちかせ)】とは、口を開いたまま固定する道具。
医療器具として用いられると同時に、BDSMにおいても用いられる。
一般的にはピンポン玉大のボールを口に入れるタイプの「ボールギャグ」と、布状の物で口を覆う「猿轡タイプ」が主流。
「アングルワイダー」は口を左右に広げるものであり、ちょうど子どもが口の端を両手で広げた顔(いわゆる「イーッ」の状態)のようになる。
アングルワイダーが、顔を変形させることから鼻フックのように顔面変形を好むサディストが好んで用いる。責め具としてのアングルワイダーは両端に幅広の金属フックの付いた革ベルトであることが多い。これを付けられると顔が醜くゆがみよだれが止まらなくなる。
こうした開口具の使用目的は口を開けっ放しにすることである。特に女性の場合は口を大きく開けることそのものに羞恥心を覚えることが多いので、医療用具として使う場合は口唇の擦過傷や精神的な不安に配慮する。
責め具として用いる場合はそれだけでも充分な責めとなるが、無防備な状態を活かして口の中を責めるのも効果的である。塩辛いもの、辛いものを舐めさせる、汚いものを舐めさせる、無理やり水や酒を飲ませる、舌を拘束する、などである。
鼻フックを併用すればかなりの顔面変形ができるので、容姿に自信のある女性にはかなりの心理的責めとなる。